結婚式の本来の目的txt
結婚式には様々なかたちがありますよね。最近の披露宴や結婚式の形式は細分化、多様化されているように思えますが、そのかたち、在り方はじつはひとつと言ってよいのではないでしょうか。それは、両親への感謝を表す場であるということです。子どもが結婚するというのはは誰かの親になってみないと分からない感覚です。そのため親心のわからない子どもたちは結婚式を挙げないという選択を行う人たちもたくさんいます。
そもそも結婚式というのは本来、自分たちの幸せを誇示する場でもなければ、未婚の頃に結婚式に招待されたときに「自分が結婚するときはこんなドレスを着たいな」といった女性の夢を叶えるための場ではありません。本来の目的である、親への感謝の気持ちを表わす場であるという以外のことは、ちょっと極端な言い方をすれば、ビジネスとしてのブライダル産業に惑わされているだけといってもいいくらいです。
しかし、式を行う新郎新婦はまだ親になった経験がありませんから、おおむねビジネス産業に乗った結婚式に何の疑問も感じないのでしょう。ブライダル産業側も「親への感謝を」というようなことをすすめても、それが特にお金を生み出すわけではありませんから、それほどリリースしないのです。ブライダル産業側が用意している情報は、オーダーメイドのドレスだの、新婚旅行にぴったりの国はどこだの、最新の婚礼スポット情報だの、このフラワーコーディネーターにオーダーするブーケだの、費用がかかるようなことばかりです。
もちろん、式はどんなものでもいいのです。人生の節目の日として、親に感謝の手紙を読むだけでも十分なのです。最近の傾向として、花嫁からの手紙を読むのはダサイとか、なんだか湿っぽくてイヤだなんて言う人たちも多いようです。また、新郎の挨拶は親に向けられたものではなく、招いた人への挨拶をすることが増えています。披露宴の日は、実は両親が今まで育ててきた「我が子が羽ばたく日」であるのです。何をしなくても、新郎新婦とも、招待客の前で親への感謝を表すこと。これだけは忘れてはいけないと思います。
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